2011年9月20日火曜日

空飛ぶモンティ・パイソン 第1シリーズ第6話



芸術の時間 ヨハン・ガンボルプティ…
……ともあれ、皆さんよくこの名前をすべて言えたよ。本気でこのペースでドキュメンタリーを進めたら、一体どれくらいの月日がかかってその間に何人死ぬことか。

ダビデ
ええ、ミケランジェロの有名作品だって容赦しませんよ、パイソンズは。というかテリーGは。

法に律義なマフィアたち
この調子じゃ『ゴッドファーザー』をはじめとする名マフィア映画は生まれない。マフィア絡み犯罪の現実を思えば、これぐらい大人しければどれほど良いことかとも考えられる。

ウィゾ・チョコレート株式会社
このスケッチを見ると、ハリー・ポッターものに「蛙チョコ」が登場するたびに気色悪い気分になれる。

静かな株屋の一日
マイケルの人畜無害っぷりが存分に活かされているサイレント・コメディ風スケッチ。
ちなみに株屋は、パイソンズ的「退屈で面白味のない職業」の1つ。

劇場のインディアン
背後のお客さんに注目。そりゃこの状況下で笑うなってほうが無理だ。

馬上のスコットランド人
映画『卒業』のパロディ。ただし、式に乱入した男が盗んだのは……。

男を襲うベビー・カー
テリーGの描く乳母車や赤ちゃんには要注意。うっかりすると命の保証はありません。

20世紀ハタネズミ映画会社
元ネタはもちろん、サーチライトに「ぱんぱかぱーん」のファンファーレで有名なあの映画会社。
グレアム演じるユダヤ人プロデューサーに「ゴマすり野郎!」と真っ先に叩き出される脚本家が、現在パイソンズで一番映画監督として成功しているテリーGという点が皮肉。
書籍『モンティ・パイソン・スピークス』によると、意見を求められて切羽詰まったテリーJが答える「Splunge(スプランジ)」という単語は、グレアムが考えた造語らしい。「良い」とも「悪い」とも言い切れず、かと言って優柔不断だと思われたくないときに役立つ回答?
テンポの良さとドタバタ加減は、日本語吹き替え版でも上手いこと再現されているので、そちらも拝見願いたい。山田康雄さんのノリだと、このプロデューサーは田舎者の成金権力者ってところか。

ちなみに映画・舞台の世界では、トップクラスのクリエイターや強い権力を持つ製作者サイドにユダヤ系の方々が多い。一番有名なところではスティーヴン・スピルバーグ。末尾にバーグ(berg)が付く名字はユダヤ系の特徴。
というわけで、今回のエンドクレジットでは、全員名前の終わりに「berg」が付いている。

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