2011年9月23日金曜日

空飛ぶモンティ・パイソン 第1シリーズ第8話



1970年いまどきの軍人
入隊しておきながら、「危ないんだもん」「死んじゃうよ」「大きな戦争になったらケガするよ」と、上官に辞める宣言を出す新兵。自称「臆病者」だが、ある意味勇敢な行動にも思える。
スケッチ終盤に登場するヴェルコッティ兄弟は、「イタリア=マフィアの温床」という偏見ネタキャラ。マイケル演じる弟ルイジ・ヴェルコッティは、今後も第1シリーズのスケッチにたびたび登場する。

正面ストリップ
コラージュアニメとはいえギリギリです、テリーG。

欲求不満の美術評論家
スケベ精神丸出しのキャラでも、どこか可愛らしく映るのは、「ザ・いい人」マイケルの特権。

ベッド売り場
数字を10倍で言ったり、特定の単語に反応して袋を被ってしまったり。そんな癖のある人を差して「それ以外は正常です」と言われても……。実際めんどくさいよ。

世捨て人
俗世間を捨てて山暮らしをしてなお、洞窟の住居設計や食料調達について、主婦の世間話感覚で語る人々。しかもなぜか一方(エリック)はオネエ系。

踊るビーナス
第6話の『ダビデ』に引き続き、ボッティチェリの名画もパイソンズに(テリーGに)かかれば……。

死んだオウム
『空飛ぶモンティ・パイソン』で、最も有名かつ人気のスケッチ。
ペットショップで死んだオウムを売りつけられた男(ジョン)がクレームをつけに来るも、店員(マイケル)は笑顔で言い逃ればかりして絶対に謝らない。これは、マイケルが欠陥車を売りつけられた際に経験した実話がベースらしい。現在の店員さん事情はおそらく当時より改善されているだろうけど……多分まだ生き残ってるんだろうな、この手の厄介な人。
ちなみに、ジョン演じるクレーム客には「エリック・プラライン」という名前がついていて、第2シリーズにも再登場する。字幕上は「プラライン」だが発音は「プラリーヌ」で、要するに「ヘーゼルナッツクリーム」のこと。パイソンズのふざけた名字シリーズは、挙げだしたらキリがない。

露出魔の正面ストリップ
なぜ変質者ファッションは大陸を超えるのだろう……。

恐怖の不良集団グレバッバ族
正式名称は「ヘルズ・グラニーズ」。このスケッチは行き過ぎにしても、実際先進国では高齢者のパワーが増してきていると思われる。この際、巣鴨あたりで落ち着いていられるより、ハーレー(ベスパでも可)に乗ってあちこちを荒れない程度に疾走していただいたほうが、日本も活気づくのでは……というのは危険な発想だろうか。

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