2011年10月2日日曜日

空飛ぶモンティ・パイソン 第1シリーズ第12話



人事異動
……いやいや、こういうのは人事異動とはいいません。むしろ誰か止めろ。
それとも、王室すらネタになるイギリスでは、死も一種のギャンブルになるのだろうか。

訳のわからない報道特番
問題について考え、深く掘り下げるのが報道特番の面白味。しかし、考えすぎたり、掘るところを間違えたりするとこうなる。

ヒトラーのいる民宿
「実はヒトラーは生きていた!」という、実際にあったお笑い都市伝説的なデマを参考に作られたスケッチ。しかし仮に生きていたとしても、このザマでは……。

警察署コント
「話の通じない警官」をパイソンズ流に揶揄するとこうなる。ある特定のタイプの声しか認識できない警官たちの掛け合いは、吹き替え版で聞いても一級品。特に山田康雄さんの最後のセリフ「♪パトカー全車にぃぃぃつたぁぁええるぅぅぅっと」は絶品。

第127回上流階級アホレース
パイソンズの上流階級茶化しものの中で特に有名なスケッチ。登場する上流階級のアホたちは誇張がすぎるとしても、実際に「名家のはた迷惑なバカ息子」はいそうだ。
レースの障害物の中に、車のドアを閉めて騒音を出す「安眠妨害」があるが、これは昔、夜中に高級車でバカ騒ぎする上流階級の若者に大迷惑を被ったジョンの実体験に基づいているらしい。
ちなみに吹き替え版では、レース終盤に近づくにしたがって誰が誰だか分からなくなってしまったらしく、実況さん(青野武さん)が名前を取り違えている。

バラバラになる下士官
軍人の「咳払い」って男らしいんでしょうか? どっちにしても、ムリに男らしく振る舞おうとすると、痛い目に遭うようです。

ケン・シャビー
パイソンズはどんな人も平等にバカにする。労働者階級だって品はないし、上の階級に比べると学はない。というわけで生まれたのが、労働者階級的アホのケン・シャビー。

ウッド党の政見放送
元のネタではウッド党党首(グレアム)は地球の裂け目に落っこちたのだが、吹き替え版では「国民との深い溝」に落ちたことになっている。後者のほうが現実に即しているようで怖い。いったい何十年間、何千人の政治家がこの溝に落ちていることか。
ここでも山田さんが大活躍。「うわーー」「あらーー」といった絶叫に小技が効いている。

0 件のコメント:

コメントを投稿