2011年11月23日水曜日

空飛ぶモンティ・パイソン 第2シリーズ第3話



主教のリハーサル
パイソンズおなじみ権力者茶化し、今回のターゲットは高位聖職者。何のリハかは想像力で補うこと。
動物のはく製が次々に爆破されるネタは、過剰な動物愛護精神への挑戦状らしい。

飛ぶ教室
飛行訓練教室のロケーションがそもそもおかしいとか、飛ぶ訓練って飛行機じゃなくてそっちですかとか、ツッコミどころに欠かさないスケッチ。が、最後に英国旅客機操縦士協会の男(エリック)から寄せられたツッコミは、「そこですか!?」という細かいポイント。
第1シリーズでは、スケッチ同士のつなぎとして「道徳的によろしくない」「職業差別だ」といったクレームの手紙をネタにしていたパイソンズだが、今回はムダに細かいクレームをテレビ番組に寄せる視聴者をネタにしているらしい。

英国航空ハイジャック
ハイジャック事件が多発していた70年当時、というか現代から見ても、世界一ソフトなハイジャック犯(マイケル)。いや、ハイジャックの内に入れてはいけない。

ケチな詩人、ユアン・マクティーグル
これもまたパイソンズがよくやる、スコットランド人偏見ネタ。いわく「金に関してケチ」。
もちろん、あらゆる偏見に手を出すパイソンズなので、「差別だ!」といったところで今さら。そもそもこの番組にゴーサイン出してるプロデューサーがスコットランド人だし。
ついでに、ケチなスコットランド人(テリーJ)が出した「金貸してくれ」手紙が「素朴さが売りの斬新な芸術」と解釈されるというネタで、芸術をバカにすることも忘れない。

手の世界
手を植物や動物に見立てる手法は影絵でおなじみ。それが妙に毒々しく映るのは、テリーGの「ギリアニメーション」の成せる技か。

牛乳配達人スタイルの精神科医
牛乳配達は労働者階級の仕事、精神科医は中流以上の階級の仕事のはず。でも、パイソンズにとって階級差はネタにするためにあるようなものなので問題なし。ある意味問題大ありだが。

精神世界番組~デジャヴュの世界~
デジャヴュを検証するはずの番組で、司会者(マイケル)が何度もデジャヴュに遭う。というよりむしろ無間地獄に近いものがあり、見ようによっては怖い。

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