2013年2月12日火曜日

極私的ボンドガールベスト

華より毒気(華プラス毒気なら尚よろし)。

ヴィランついでに結局ボンドガールもベスト10をつくってしまったわけですが……総選挙で得票率の高かった正統美女(『ロシアより愛をこめて』のタチアナ、『サンダーボール作戦』のドミノ、『カジノ・ロワイヤル』のヴェスパーなど)や、せっかくのボンドガール日本代表(『007は2度死ぬ』のキッシー鈴木とアキ)が入らないという結果になってしまった。
それというのも、ボンドガールの好みの傾向に「強い」「毒(または劇薬)」があるからで……。

1位 ゼニア・オナトップ(ファムケ・ヤンセン)『007/ゴールデンアイ
"Then you are on a top"(次は君が上になって)をもじった名前といい、研究所員を撃ちまくりながらエクスタシーの溜め息を漏らす殺人愛好癖ぶりといい、必殺太ももチョークスリーパーといい、エロさもキャラクターの濃さもずば抜けている。私が基本的に毒のあるボンドガールしか受け付けなくなってしまったのは、初見にして一番インパクトの強いボンドガールがこのお方だったせいです。

2位 メイ・デイ(グレイス・ジョーンズ)『007/美しき獲物たち』
角刈りに派手コスチュームに怪力。ボンド「ガール」とはいうものの、その魅力は性別・年齢を超越している。わずかなカットながら、「全身これ凶器」というオーラが漂うTバック姿は畏怖もの。退場際は歴代ボンドガールきっての勇姿だった。

3位 エレクトラ・キング(ソフィー・マルソー)『007/ワールド・イズ・ノット・イナフ』
守られる側だし、頼りにならないし、マイペースなお嬢様……と、当初こそ好みじゃないお飾り形ボンドガールだったが、それ以降どんどん自分好みの方向に。ある意味オナトップの別バージョンかもしれない。「締め付け好き」だし。

4位 ジンクス/ジアシンタ・ジョンソン(ハル・ベリー)『007/ダイ・アナザー・デイ』
断崖絶壁から華麗なる逃走とか、レーザー光線でピンチとか、中ボスとの剣術バトルとか、危機的状況でも減らず口とか、いつもならボンドが持っていく美味しいポイントの大半をこの人が持って行ったため、最後の登板だったピアボン(ピアース・ブロスナンのボンドの意)が霞んでました。

5位 パメラ・ブーヴィエ(キャリー・ローウェル)『007/消されたライセンス』
ドレスになろうと、裾を取っ払って脚が見えようと、たくましさのほうが勝る。「君はここまででいいから」と厄介払いされても、しぶとくついて行っては一度も脚を引っ張ることなく役に立つ頼れる相棒。しいていうなら、終盤ほかのボンドガールと親密になりそうなダルボン(ティモシー・ダルトンのボンドの意)を見て、突然泣き出してしまうところが弱みだったが、好感度は落ちず。

6位 トレーシー/テレサ・ディ・ヴィンチェンゾ(ダイアナ・リグ)『女王陛下の007』
やたらに助けを求めることもなく、むしろ思いがけず助けられようともレゼボン(ジョージ・レーゼンビーのボンドの意)を突き放す。脅威のドライビングテクニックとスキーテクニック、ブロフェルドを口先であしらい、手下をコテンパンにするガッツと機転もあり。それまでのボンドにとっては新しいタイプの女性で、お付き合いの本気度も高かったのだろう。それだけに……。

7位 ナオミ(キャロライン・マンロー)『007/私を愛したスパイ』
ビキニにシースルーガウンで「秘書です」って登場は完璧なのだが……惜しい。せめてピアボンのころに登場していれば、過度なエロ系殺し屋としてもう少し活躍できただろうに。

8位 オクトパシー(モード・アダムス)『007/オクトパシー』
女サーカス団とみせかけた女怪盗団のボスということよりも、お父さんからつけられた「タコちゃん」的あだ名を堂々と受け入れた挙句、怪盗としての通り名にしていっそうカッコよくしてしまうセンスと度胸がスゴい。モード・アダムスは『黄金銃を持つ男』のアンドレアよりも断然こっちが素敵。彼女が率いる美女軍団もセクシーで強く、ラストの殴り込みシーンがある意味最骨頂の見せ場。

9位 M(ジュディ・デンチ)『007 スカイフォール
ダニボン(ダニエル・クレイグのボンドの意)とスコットランドに潜伏するシーンを見たら、再会したシルヴァと同じく「そんなに小さかったか?」と言いたくなった。要らんことしたり人選ミスったりロクなことしないオカン上司と思ってましたが、思えばそんな小さくて頼りない身体で諜報活動を取り仕切ってくれてるんですよね。

10位 ウェイ・リン(ミシェル・ヨー)『007/トゥモロー・ネバー・ダイ』
長い脚で敵をバタバタ蹴倒す格闘シーンが圧巻。確証はないがきっとボンドと対戦したら勝つ。いっそ勢いでピアボンも蹴飛ばしてしまうとか、逆に敵に捕まっちゃったピアボンを彼女が助けるって展開にすればよかったのに。

番外

3代目マニーペニー(サマンサ・ボンド)『007/ゴールデンアイ』~『007/ダイ・アナザーデイ』
マニーペニーといえば、ボンドと同僚以上恋人未満なやり取りを楽しむ初代のロイス・マクスウェルが一番人気だが、個人的にはサマンサ・ボンドの辛らつでちょい冷たいマニーペニー(そしてそれでも折れないピアボン)が一番好み。ちなみに4代目マニーペニーの今後も楽しみにしている。

海から上がってきた瞬間のハニー・ライダー(ウルスラ・アンドレス)『007/ドクター・ノオ』
まだボンドガールが大々的に活躍する展開にはならない作品だが、やっぱり登場時のこの瞬間だけは別格のオーラが。あと、後のチャイナドレス姿よりは白ビキニのほうが断然カッコいい。彼女の登場スタイルは『ダイ・アナザー・デイ』でハル・ベリーも真似(オマージュか)したし、『カジノ・ロワイヤル』ではダニエル・クレイグも海パンでリゾートの海から……ってこっちは嬉しくないか。

機関銃婆ちゃん(?)『007/ゴールドフィンガー』
美女軍団を率いるプッシー・ガロアよりも、金色に塗られたジル・マスターソンよりも、なぜいるのか分からないこの婆ちゃんのほうがインパクト大だった。


中にはボンド「ガール」っていうかボンド「グラニー」じゃないかってのも混ざってますが、ご了承ください……。

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