2014年12月31日水曜日

2014年映画極私的ベスト10

2014年=ダメな奴らが世界を救ったり救わなかったり。


今年はベスト1だけあっさり決まり、2位以下を決めるのに苦労したところ。ギリギリまで『ベイマックス』や『バッド・マイロ!』と楽しみにしていた作品が公開されたからなぁ。結局ベスト10からは漏れさせてしまったのだけれども。

1位 ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
ヒーローでもない犯罪者のうえ、コミック界での知名度も低く、監督もまさかのトロマ出身という、マーベル史上最もどう転ぶか分からない一本。それなのに海外映画サイトから好評価。こうして上がっていった期待値ハードルを軽々飛び越える快作。そしてサントラ!! 「宇宙よ、これがヒーローか」なんて言うな。宇宙よ、これこそヒーローだ!!!

2位 ワールズ・エンド
宇宙人の侵略や世界の危機を前にビール飲みます。という笑いだけにとどまらず、思いのほかダメ人間のシビアな現実を突きつけてくる。「バカをやるのは人間の基本的権利だ!!」「(オレには)それ以外何もない!!」など、それ自分の言いたいことですと割り込みたい名言あり。

3位 ゴーン・ガール
妻の失踪と第一容疑者に浮上する夫というサスペンスも早々に、「異常? いいえ、普遍的なのです」という戦慄の着地点へ。

4位 ポール・ヴァーホーヴェン トリック
変態監督が描くヤな奴だらけのホームコメディは、ドロドロするはずの人間関係がサラリと流され、痛快な結末を迎える。

5位 ニンフォマニアックVol.1&2
ラース・フォン・トリアー流ラブコメ(と解釈)。全てをいい意味で台無しにするオチに「オレの映画がそんなに後味いいと思ったかバーカバーカ」とでもいうような底意地の悪さがうかがえる。でもここまできてやらかさないはずがないよね! それでこそトリアーだよね!

6位 ホドロフスキーのDUNE
制作できなかった映画のドキュメンタリーというより、ホドロフスキーの未完のクエストの物語。その物語は、『DUNE』で宇宙船のデザインをしていたクリス・フォスが『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の宇宙船デザインを手掛けていたと知ったとき、いっそう熱さを増した。

7位 GODZILLA
怪獣王、復活! しかも人間なぞ端にも棒にもかけぬ神として! ギャレス・エドワーズ監督ありがとうと思う反面、この復活劇を日本ができなかった残念さも。

8位 キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー
現在のアメリカが最も描きにくいヒーローを普遍的な正義の味方として描いた前作をさらに発展させ、かつての親友との戦い、新しい相棒との軽妙なやり取り、ポリティカル・サスペンスを交えた重厚な娯楽大作に。今年のマーベルはスゴい。

9位 ザ・レイド GOKUDO
もちろんベースボールバットマンやハンマーガールやキラーマスターの残虐アクションが存分に観られるディレクターズカット版で。三部作になる予定ってことは、日本の極道組の活躍は次回にってことだろうか。イコ・ウワイスは主役だから当然続投として、ヤヤン・ルヒアンはマッドドッグ、プラコソに続いて三部作にそれぞれ別人として皆勤賞で出てくれないかな。

10位 X-MEN フューチャー&パスト
「スーパーマンやりたいから帰るね!」というファイナル・デシジョンにより現場をとっ散らかしたまま抜けていったブライアン・シンガーが、11年越しの壮大な後始末を見事に成し遂げた。「シンガー監督で大丈夫か?」とか思っててすみませんでした。


「犯罪者が世界を救う」「酔っ払いが世界じゃなくて自分を救う」「スゴい夫婦が世界に通じる」ベスト3。以下、ヤな奴、色情狂、怪獣、マフィア&ヤクザと齢を重ねるごとにランキングの中身が大人げなくなっていくなぁ。
次点は『プリズナーズ』『300 帝国の進撃』『ヘラクレス』『ベイマックス』『オンリー・ゴッド』(以下キリなし)。
ちなみに新作ベスト以外のランキングではこんなところも……。

2014年リバイバル映画ベスト10


1位 デス・プルーフ(in 新橋文化劇場)
2位 ブルース・ブラザーズ(in 吉祥寺バウスシアター/爆音映画祭)
3位 ファントム・オブ・パラダイス(in 吉祥寺バウスシアター/爆音映画祭)
4位 タクシードライバー(in 新橋文化劇場)
5位 へんげ(in キネカ大森/ホラー秘宝まつり)
6位 マトリックス(in 新宿ミラノ座/新宿ミラノ座より愛をこめて ~LAST SHOW~)
7位 ゾンビ ダリオ・アルジェント監修版(in 新橋文化劇場)
8位 ゴジラ(1954年版)(in TOHOシネマズ シャンテ)
9位 男たちの挽歌(in 新宿ミラノ座/新宿ミラノ座より愛をこめて ~LAST SHOW~)
10位 2GUNS(in 新橋文化劇場)

2014年未公開映画ベスト5

1位 Dead Snow 2 : Red vs.Dead
2位 The Devil's Carnival
3位 The Strange Colour Of Your Body's Tears
4位 Pain & Gain(ペイン&ゲイン 史上最悪の一攫千金)
5位 Hotel Inferno(ヒットマン:ザ・バトルフィールド)


新橋文化劇場、吉祥寺バウスシアターと、リバイバル上映や変わった上映企画をやってくれる劇場が次々閉館してしまったのが残念な年でもあった。新宿ミラノ座も閉館してしまったし。それにまさか『ペイン&ゲイン』までDVDスルーになってしまうとはなぁ。No More閉館。No More未公開。

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