2015年5月5日火曜日

ハリウッド・コレクターズ・コンベンション No.6

(超絶アガリ症の)人間にしてはやったと思いたい。

ハリウッド・コレクターズ・コンベンション No.6
2015.5.4. ホテルグランドパレス2F

緊張すると胃がキリキリしたりスピンしたりする人間ですが(『ザ・ロック』のニコラス・ケイジも「胃がフラフープのように回ってる」って言ってましたよね)、今回は胃のぐるぐると心臓のばくばくが相まって、チェストバスターが出てくる心地でしたよ。

今年のハリコンはシュワが出迎えてくれました。

ランスとなじみの深い(?)こんな方もいらっしゃいます。


ハリコン参加は2回目。2013年5月のハリコンNo.2(ゲスト:ロバート・イングランド&ショーン・アスティン)以来だ。そのときに比べると、今年はディーラーブースがずいぶんこじんまりしているし、来場者数も少なめのように思える。ちょっとお祭り気分には乏しいのが残念だが、ゲストがその辺をふらっと歩いていくという奇跡のような現場を拝めることもありましたよ。

今年のゲストはビショップことランス・ヘンリクセンと、T-1000ことロバート・パトリック。ロバートは娘さん(すごく可愛い)同伴だった。
ロバートは以前の来日時に覚えた日本語が「モウカリマッカ」だったらしく、第一声が「コニチワ、モウカリマッカ!」。その後サインor撮影に来たお客さんへの挨拶が「ヘイ、What's up? モウカリマッカ!」。T-1000も陽気で豪快なおじさんになったなぁ。ロバートのサイン・撮影会には参加できなかったんだけど、陽性エネルギーがブースを飛び出してくるようなお方だったよ。

先に始まったのはツーショット写真撮影会。出演作をご覧になれば分かる通り、ランスは小柄なので、並んだ時の目線の近さが半端じゃない。私、何かと頭蓋骨に着目するクセのある人間なので、ランスのチャームポイントにも「デコ骨の左右のでっぱり」を挙げていたりするのだが、振り返ってみればおでこに着目することもド忘れする始末。覚えているのは色素が薄くサイズの大きい眼球だった。日ごろ人の目を見て話すのが苦手なだけに、フェイスハガーでも被りたい心境ではあったけど、さすがに失礼すぎるものなぁ。
そしてもう一つ覚えているのが、肩を組んで撮影に臨んでくださったランスの身体が、めちゃくちゃソフトだったように思えたこと。お年のせいなのか、こっちの脳ミソが舞い上がってふわっふわになってたせいなのかは分からないが。あまりのことにカメラに表情を作ることを忘れてしまい、出来上がった写真を見てみたら、案の定ぶっ倒れる10秒前みたいな笑顔になってたのだった。

ランスは素敵なショットでしたよ。ランスは。


サイン待ちの最中、撮影待ちのランスのワンショットを偶然収められました。

当初はツーショット写真とトークショーのチケットしか購入していなかったのだが、やはりここまで来たのならと、急遽サインチケットも購入。サインしてもらう用に『ニア・ダーク 月夜の出来事』のポートレートも購入した。ビショップもいいけど、魅力的なならず者(吸血鬼)たるジェシーもカッコいいし、映画自体も好きなのである。本当は『ハード・ターゲット』のエミール・フーションがあれば良かったのだけれども。(いやそれ以前に、自宅から『パンプキンヘッド』の輸入BDを持っていくのが真のベストだったはず。何やっているんだか)
サイン中は机の反対側に行かなければゲストの写真を撮ってもOKだったのだが、何たることかサインをいただいている間ただただランスの手元を凝視してしまい、スマートフォンのカメラを起動させることすら忘れていたのだった。本当にこの日の自分は何から何まで抜け落ちているよ。
ひとつ言い訳させてもらうと、嬉しかったんです。写真の色合いに応じてペンの色を変えてくださったランスの御心遣いが。

左端にご注目いただきたい。背景とペンの色合いが被っちゃってるところは、
ペンを黒から銀に変えて書き直してくださっているのだ!!
ちなみに私の名前のところも修正していただいてます。

ところで、今回のハリコンでもう一つ目玉になっていたのが、スター・ウォーズのバトルポッド。エンドアやホスやデス・スターなどステージを選び、反乱軍パイロットとして帝国軍と戦いミッションを遂行する。しかも、バトルの際の揺れや風や衝撃まで体感できるのだ。
私、自宅にゲームの類を置いたこともなければゲーセンにも数えるほどしか行ってないド級の素人だが、こんなチャンスはあるまいと意を決してポッドに搭乗。通常ミッション所要時間4分ほどのところを、見当違いの方向に飛び回った挙句2分で撃墜されたのだった。

ポンコツパイロットでも乗れるだけありがたかったバトルポッド。

「あーあ」と思いながら出ようとしたら、↓のストームトルーパーさんが出入口に張り付いていた。
つまりあのひっどい飛行状態が帝国軍にバレていたわけで。
二重に残念なパイロットになってしまったよイウォーク君。

そんな軽いガッカリがありつつ、気を取り直してランス・ヘンリクセントークショーへ。Facebookで事前に集めた質問のQ&Aと、その場でのファンからのQ&A。覚えている限りで、どんなやり取りがあったのか簡単にまとめると……

『ターミネーター』についての話を聞きたいです:
制作会社へのプロモーション時にターミネーターを演じていたのだけど、そのとき凄味を見せようとしてドアを蹴飛ばしたので、会社からの印象が悪くなってターミネーター役から脱落してしまった。それでシュワルツェネッガーに……彼はブルドーザーみたいだからね。(シュワがブルドーザーみたいという例えは、このあとも何度か出ました)

自身のキャリアで一番印象に残っているキャラクターは?:
一番最近撮った映画が一番印象に残っている。昔のことはどこかに行ってしまうから。映画の仕事は暗闇でキスするようなもの。どこで、いつ、誰とキスしたのかも分からない。気が付いたら「あ、仕事がきた」というような。

『殺人魚フライングキラー』の現場で、キャメロン監督と殺人ピラニアの模型を作ったという話は本当?:
本当だよ。(ここでファン一同喜びのざわつき)キャリアの最初の映画は重要だ。キャメロンにとってはまぁ……(やはり黒歴史なんでしょうね)

『ストレイン 沈黙のエクリプス』の声の出演について:
ギレルモ・デル・トロは詩的でもあり暴力的でもある。そこが好きなんだ。

『エイリアン』の新作では3がなかったことにされているらしいが、3に出演した身としてはどう思うか? また新作への出演は?:
今度の南アフリカ出身の監督(ニール・ブロムカンプ)はクリエイティブだから楽しみにしている。まだ脚本はできていないから出演については分からないけど、脚本家が午前4時ぐらいに「どうしようかな……そうだ、ビショップ呼び戻そう」って思いつくかもしれないよ。

『ミレニアム』について:
新作企画はできているけどね。フランクが子どもに対する虐待疑惑をかけられるエピソードのときに、ちょうど自分の子どもが生まれたから、余計自分の子に対する思い入れが強くなったよ。

『エイリアン』と『ターミネーター』どちらが好き?:
『エイリアン』。(回答はわりと早めでした)

もし自身がT-800を演じていたら、"I'll be back"の代わりに何と言ったと思う?:
当時『エイリアン2』はまだ公開されていなかったからアーノルドのほうが有名だったけど、もしエイリアンが先だったら状況はだいぶ違っていたかもしれない。自分だったら爬虫類や蜘蛛みたいな動きを取り入れていたと思う。「目玉に毛がどうこう(うろ覚え)」というカリフォルニア特有のスラングで話すか、もしくは何も言わないかな。

アンドロイドを演じた人間として、アンドロイドは人間にとっていいものと考えるか、悪いと考えるか?:
ビショップには人間を傷つけたい気持ちもどこかにあって、またそうすることを恐れてもいた。キャメロン監督がそういう危うさを出したがっていたんだ。(もとの質問内容を忘れていたらしく)あ、アンドロイドはいいものだと思うよ。

日本に来てからおいしいものは食べましたか?昨日の夜とか……:
新幹線の中で食べたけど、あれが何なのか知らないな。(両指で四角を描いて)お米があったのは覚えてるけど、何ていうものかは分からない。おいしかったけど。(お弁当じゃないでしょうかね? 最初に間があったから、前のQ&Aの内容と相まって「ビショップがバグった!?」とか思ってしまってすみません)

惜しむらくはハリコン主催さんと通訳さんが、あまりランスの映画に明るくないようだったことか。映画のタイトルやキャラクターについての理解が不明瞭だったために、質問と回答に齟齬が生じること多々あり。せっかく『ハード・ターゲット』の話題になったときも、ピク(・ヴァン・クリーフ。フーションの相棒の名前。アーノルド・ヴォスルー演)のことを通訳さんが動詞のpickと間違えたあたりから話が迷走してしまったもんなぁ。『Savage Dawn』と『ストーン・コールド』とハカイダーの話もごっちゃになってしまったし(そしてランスが"Fly Me To The Moon"を歌いだし、空気を和ませたのだった)。
ただそれでも、すべてを帳消しにする総員感動の瞬間があったことは間違いない。ファンのリクエストで、ビショップの名ゼリフ「人間にしてはやるね(Not bad for a human)」を言ってくださったときだ。しかも、「じゃあ言うよ」とペットボトルを開けたので、喉を潤してコンディションを整えるのかと思いきや、口に含んだ水をコポコポ吐きながら「Not bad for a human」と!!! これはまさしく、白い体液を吐きながら喋るビショップというシチュエーションに忠実な再現。まさかそこまでやってくださるとは思わなかった。今までそうだとは考えてなかったけど、本当にユーモアとサービス精神が図抜けた方なんだなぁとようやく実感したのだった。

なお、このときの最大のラッキーは、自分の座っているところ(通路側)がランスの通り道になってたおかげで、行きと帰りに握手&タッチをしてもらえたことです。

トークショー後、スタッフさんと密談中(に見えた)。

到着早々、ランスもちょっと食いついていたエイリアンクイーンのヘッド。
そこにトークショー終了後……

「Lance Henriksen  Bishop」のサインが入ることに!!
ビショップの30年越しの仕返しに見えなくもない。

個人的今年のハリコンの締めくくりは、『パシフィック・リム』のギレルモ・デル・トロが原作・監督・脚本・製作を手掛けたドラマ『ストレイン 沈黙のエクリプス』1・2話観賞会だった。
今回のデル・トロワールドは、パンデミックサスペンス×『ブレイド2』。こんな感じのストーリーはスティーヴン・キングもので読んだり観たりしたことがあるはずなのだが、次にどう転ぶか楽しみで楽しみで、引き込まれて仕方ない。登場人物がいちいち魅力的で、リーパーズ以来のエグい解剖シーンを拝めるのもデル・トロ流。ホラー寄りなのでエグいシーンもあるが、この手の映画にありがちなびっくらかし演出を嫌うデル・トロだけあって、ときにじわじわときにカラリと恐怖を魅せてくれるところが一番好感が持てる。ラミン・ジャワディの適度に不穏さを煽るスコアもいいが、既出曲の使い方も絶妙。「Sweet Caroline」をあんなシーンで流すセンス、個人的に大好物です。
ちなみに、ランスもこの映画に声の出演中。さっきまでの怒涛のランス祭りの直後に、このドラマであの声を聴くと、『ドラキュラ』のレンフィールドよろしく「マスタァァァァァァ」と見えないランスに頭を下げてしまいそうです。ドラマを観た方には「そのままじゃん」と言われそうですが。


それにしても今回は、ちゃんとしたズームができるデジカメを忘れ、気兼ねなくサインしてもらえるアイテムだった『パンプキンヘッド』BDを忘れ、もっともランスのクロースアップを撮れるはずだったサイン中の撮影を忘れ……
トークショー中に「ビショップがバグった?」なんて思ってる場合じゃないよ。一番修正不能なほどバグってるのは私の脳ミソじゃないか!!!

おまけ:今回の戦利品、『SAW』のトーキング栓抜き。
ボトル開けようとするたびに「ゲームをしよう」「おめでとう、君は生還した」「ゲームオーバー」
ジグソウ先生のありがたいお言葉を聞かせてくれる。
ただし持ち主は聞きながらまったりビール飲んじゃってるので何となくアウト。

2 件のコメント:

  1. はじめまして。
    私もLanceが大好きで、5/4の撮影に参加しましたがトークショーには参加しなかったので内容をアップしてくださりとても嬉しいです。やっぱり参加すればよかったなぁと後悔...orz

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  2. Moca様

    はじめまして。閲覧ありがとうございます。
    ランスファンの方に読んでいただけて嬉しいです。

    トークショー内容は自分の記憶頼みなので、いろいろ穴があるのですが……
    参加された方の中にはもっとちゃんと記録をとっている方がいらっしゃるようなので、より正確な内容が後々上がってくると思います。

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