2012年12月30日日曜日

2012年映画極私的ベスト10

2012年=アメコミからトムトム年。

せっかく今年は去年より遥か多い30本近くの劇場公開作(リバイバル含む)を観に行ってるので、思い切ってマイベストを作ってみようかと。というか、単にやたらベスト10とかベスト5を作ってしまうロブ・ゴードン(『ハイ・フィデリティ』)気質がどうしても拭えなかったってだけの話なのですが……。

1位 アイアン・スカイ
「ナチスが月から攻めてきた!」のアイディア一本勝負感、ファンからのカンパで作られたというエピソード、出てきた瞬間特に意味なくガッツポーズしたくなる鋼鉄の要塞と、ボンクラ万歳スピリット集大成。そのくせスコアはライバッハという貴重で豪勢な仕様。

2位 アベンジャーズ
娯楽大作とオタクスピリットとキャラクター立たせの奇跡的融合。脚本作『キャビン・イン・ザ・ウッズ』といい、ジョス・ウェドンは今トップクラスに信頼できる監督。

3位 最強のふたり
大枠は王道人間ドラマなのだが、中身はちょいちょい絶妙にヒネってあるので、お涙頂戴嫌いに親切設計。ひねくれ者同士だからこそ成り立つブラックユーモアの応酬も軽妙。

4位 悪の教典
今までで一番伊藤英明が魅力的に見えた一本。クラス皆殺しシーンでは、散弾銃で死ぬ恐怖と痛々しさと同時に妙なカタルシスさえ湧いてしまう。脇を固める教師陣のヤな奴ぶりや、劇中歌「Die Moritat」と「マック・ザ・ナイフ」の使い方も素敵。

 
5位 桐島、部活やめるってよ
高校時代、校内ヒエラルキーの上位にいた人にも下位にいた人にも、それぞれの痛さを呼び起こしてくれる。そして、「ゾンビは愛、ゾンビは友情、ゾンビはリアリティ」の表明。「ロメロくらい観ろよ!!」は今年一番の名言。

6位 007 スカイフォール
ダニエル・ボンド史上最高の主題歌と最高の悪役と最高のボンドガール。最後の項目には多数異論があるとは思いますが、私にとってはこの方が暫定ベスト。思わぬ原点回帰のその後が気になる。

7位 アタック・ザ・ブロック
エイリアン襲来を88分で、しかも団地の範囲内であんなにも魅力的&盛りだくさんに描けるとは。ユーモアで押し切るかと思いきや、意外と死人が出るシビアさもいい意味で期待を裏切った。

8位 エクスペンダブルズ2
正しい筋肉ゴリ押し漢祭り。俳優陣の代表作ネタを盛り込む思い切りの良さが好感持てる。そしてチャック・ノリスがあらゆる意味で最強。

9位 ロボット
心を持ったロボットの悲恋物語が、歌と踊りと超絶増殖&合体技でこんなにもスゴいことになる。あまりの出来事に、うっかり笑うのを忘れて感動してしまったよ。

10位 ダークナイト・ライジング
「もうちょっとエピソードのまとめようが……」「ベインはあれでいいのか?(これについてはいいと思うんですが)」などツッコミの余地はあるものの、ハードルがガンガン上がっていった3部作の着地点を見事にキメたことを思うと、ああだこうだ言うのも野暮な気も。

次点は『ベルフラワー』と『ぱいかじ南海作戦』で。今回は順位の差が本当に微妙なところなので、ギリギリまで何度も修正することに。
なお、『キャビン・イン・ザ・ウッズ』は今年観賞したのですが、日本公開は来年ということで、来年のランキング(あればの話ですが)に反映させます。今からすでに2013年映画ベスト10暫定1位です。

また、極私的2012年の顔は、『アベンジャーズ』のロキことトム・ヒドルストンと、『ダークナイト・ライジング』のベインことトム・ハーディでした。奇しくも2人ともアメコミ映画でブレイクしたトムさん。トムヒはインタビューでにじみ出る育ちの良さとユーモアとモノマネ上手、トムハは『ロックンローラ』のハンサム・ボブと同一人物とは思えない化けっぷりと目だけの感情表現でファンを増やしたようで。これは過去作(トムヒの『ミッドナイト・イン・パリ』、トムハの『ブロンソン』)も観たくなるし、次回作(『Thor 2 : The Dark World』と『マッドマックス フューリーロード』)も楽しみってもので。
ちなみに、『ロック・オブ・エイジズ』のトム・クルーズは今年のトムに換算しませんよ。あの人はほぼ毎年のように「どうも、スターです!!」ってスマイルで登場してくれるから。

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